システム導入事例

社会医療法人三愛会 大分三愛メディカルセンター 様

大分市の南西部に位置する大分三愛メディカルセンター様は「救急部門」と「専門診療部門」の2つを柱とした、急性期の医療に対応できる体制を整えた病院です。地域の方にとって安心・信頼できる地域連携医療を目指されています。

主なサービス
病床数:190床
診療科:内科、リウマチ科、外科、神経内科ほか全23科
関連施設:診療所、有料老人ホーム、介護老人保健施設、訪問看護ステーション、地域包括支援センターほか

病院ポータル

ネットワーク分離により情報共有に苦労…
オンプレ導入で共通アクセスできるサーバ設置!
たくさんの紙があちこちにあふれていた…
データ化でペーパーレス・経費/手間削減に成功!
必要な情報を得るのに複数操作が必要…
シングルサインオンで1クリックで必要な情報へ到達!

経営管理本部 情報システム課課長 笠木英行様

---弊社ORCESS シリーズを導入していただいた経緯を教えてください

笠木様 私たちの法人では、大分三愛メディカルセンターを中心に、市内に12事業所を展開しています。そのすべてに情報を、特に理事長からのメッセージを全体で共有できるような仕組みを作りたいと思い、ポータルの機能を探していました。色々と調べ辿り着いたのがOEC の「ORCESSシリーズ」だったんです。
正直なところ、グループウェアの機能はどこのメーカーもあまり変わらないのですが、ORCESS はオンプレが可能なこと、ポータル・シングルサインオン機能があることが決め手となりました。これまでカルテ系、業務系、介護系でネットワークが分かれているため情報が分断されていたのですが、共通でアクセスできるDB サーバを置いてそこにORCESS を構築することで、この問題を解消することができました。

経営管理本部 情報システム課主任 香田大輝様

---導入前はどのような課題がありましたか

香田様 これまでは、例えば会議室を利用するにも紙で申請してそれを事務の方が当日ホワイトボードに書いて…といった運用をしていて何時に誰が使うとか、空いているかどうかの確認は実際に見に来ないと分からないような状態でした。また、会議時も何十枚もの資料を人数分印刷して配布、配布された側も印刷されたものを流し読みしてデスクに積んで…といった旧態依然としたスタイルを続けていたんです。
また、患者さんの情報を確認・入力するにもいくつものシステムにログインしたり、ファイルを開いたり、同じような内容を何カ所にも入力したりと無駄な作業に時間が取られていると感じていました。

病院ポータル イメージ画面

---効果を感じられている点は?

何をするにもまず、ORCESS を起動するよう仕組み化しました。会議室予約はもちろん、資料データの参照・共有、メールのやり取り、電子カルテの起動…すべてをポータル上からシングルサインオン機能も活用してアクセスできるようにしました。同時に、紙印刷をやめる、ホワイトボードを取っ払うなど、ORSESS を起動せざるを得ない状況を作ったんです。そうすると会議室がPC からすぐ予約できる、資料もデータで確認できる、メールや回覧の内容も手の空いたときにじっくり閲覧できるなど、便利を体感してもらえるようになりました。
医師、看護師、事務、みんながIT リテラシーを向上する良い機会となったと思います。最近ではあちこちで「ORCESS」というワードが聞こえるようになりました。またペーパーレス化がかなり進みましたね。特に総務系の回覧物はまったく紙を使わなくなった。無駄な紙がほぼなくなったと、私だけではなく理事長も実感しています。

---今後についてお聞かせください。

笠木様 必要な情報はORCESSを開けば入手できる、必要なシステムを起動できる、ということが認識され、便利なものだと徐々に理解されてきました。特に看護部はDX に乗り気な方が多いので、積極的に展開してくれているのも浸透に一役買っています。最終の目的は「事務処理を減らして患者さんと関わる時間を増やす」ことにあると思うので、先駆けて導入したRPA やデータ共有プラットフォームと共に、ORCESS活用でさらに無駄の削減を進めていきたいです。ORCESSの使い方は無限だと思っているので、業務効率化するためにいろいろと試行錯誤してみたいですね。OECは営業・SEともにフットワークが軽いのがいい。一緒に病院が良くなるための方法を考えてくれるので今後もクイックな対応に期待します。

営業:延寿政康

担当者営業:延寿政康
お客様が推進されている“院内情報共有の取り組み”に、私たちも深く共感しております。
ORCESSをご活用いただくことで院内の情報連携がよりスムーズになるだけでなく、今後も多角的なご支援を通じて、医療機関の皆様が安心して情報を共有できる環境づくりに貢献できればと考えております。

pagetop