就職活動中は職種・業種をあまり絞っていなかったため、様々な企業で社員の方々とお話しする機会がありました。その中でOECの採用担当や社員の皆さんがより親身になって話してくださったので、ここならいい人間関係の中で働けると感じて選びました。また、大学でもプログラミングについて学んでいたので、その経験を活かすことができるのではないかと思ったのもきっかけです。ただ、配属は「新技術に携わる部門」だったため、自分から新しいアイデアをどんどん考えて提案しないといけないかと思っており、最初は不安が大きかったのも事実です。

研修を経て、実際に配属になってからはOJTのトレーナーからやることを明確に指示していただけ、分からないことは教えてもらえたので、安心して仕事に取り組めるようになりました。最初に携わった「AIを使った物体検出」では、撮影した画像に加工を施してデータ拡張し、物体検出の精度を高めることが目標でしたが、なかなか精度が上がらず苦労しました。研究チームのメンバーと意見を出し合ったり、県内の大学やAI技術の有識者から知見をいただきながら研究を進めることで少しずつ精度をあげていき最終的には高い精度で物体検出を行えるようになり、とても嬉しかったです。

現在はスマホアプリの製造に携わっています。昨年とはまったく違う内容の業務なので勉強しながらの実践ですが、プログラミングは作業に没頭できるので好きな仕事ですね。トレーナーは今でも目標の人です。知識量がすごく、最新の情報を常に取得しようという姿勢も尊敬しています。私もそういった姿勢で取り組めるよう、学びを深めて「社内でこの技術に長けているのはこの人」と思い浮かべてもらえるような人材になりたいです。