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OECグループの役割 「OECグループの今後の役割について、若手社員が語ります。」 【OEC システムソリューショングループ 東京歯科営業サポートチーム 武政 慎吾】【iii@oec システム営業グループ 営業第二チーム 難波 佳代子】【iii@oec システム開発グループ システム開発チーム 中島 大諭】【OEC 医療・福祉ソリューショングループ 医療・福祉第一チームチーム 堺本 哲司】【OEC 公共ソリューショングループ 公共開発第一チーム 沼本 晃】」

入社4年目、5年目の5名の方々に集まってもらいましたが、なぜOECグループ、もしくはこの業界を選んだのか、また、どういうふうに仕事をしてきたのか、今後、OECはどのように発展していくと思うかなど、みなさんの話が、これから就職活動を行う学生さんの参考になればと思います。

写真:沼本 晃  
   

聞き手:まずは、なぜOECに入社したのかを教えて下さい。では、沼本君からお願いします。

沼本:

僕がこの業界を選んだ理由は、コンピュータが好きだったのでそれに関わる仕事がしたかったのと、キーボードを見ないでサラサラとコンピュータを使う姿をテレビなどで見ておしゃれで格好いい仕事だなあ、いうイメージがあったからです。

難波:

わかります。その気持ち。

沼本:

ところが、配属されて僕のトレーナーになった先輩がやっている事を見てびっくりしたんです。紙を2枚重ねてそれを電灯の光にすかして見る、その作業をずっと繰り返してたんです。一体、何をしてるんだろう、と思いました。華やかな業界に入ったつもりが、現実は全く逆でした。(笑)

これは、帳票合わせの作業なんですが、PCは触らないし、地味な作業なんですがとても重要な仕事です。それがわかっても、入社前に描いていた理想の職業とのギャップに大きなショックを受けました。でも、落ち着いて周りを見た時初めて自分が何もできないことがわかりました。それからは、仕事を覚えるために必死でした。メモ帳が1ヶ月で1冊のペースで増えました。

堺本:

そんなにメモを取ったんですか。すごいですねえ。

沼本:

プログラミングを勉強するための本も買いあさりました。会社の経費で買ってもらえる事も知らなかったので、かなり本代には費やしました。

堺本:

僕もそうでした。

沼本:

プログラマーの人から本を借りたこともあったんだけど、ボロボロになるまで使って返したら、「もう、要らないわ」と言われたこともありました。

全員:

笑い

沼本:

その頃は、とりあえず何でも吸収してやろう、という気持ちで過ごしていました。1年目の途中で、NEC(日本電気)のNET-グループ (※注1) のある会社に派遣されたんですが、ここでは苦労しました。まだ、「プログラムって何ですか」っていうようなレベルだったので、かなり鍛えられましたが、一緒に派遣された先輩に涙目で相談するなどして乗り越える事が出来ました。自分でも努力しましたが、周りの人にかなり助けてもらいました。その点恵まれていました。

聞き手:それでも、今では、その経験が財産ですね。堺本君は、どうですか。

写真:堺本 哲司  
   

堺本:

僕は、もともとソフトウェア開発会社への就職を希望してたんですが、学校の先生がOECを薦めて下さったのがきっかけで採用試験を受けました。入社して1ヶ月後に、沼本君と同じ会社に派遣されました。OECの社員の顔さえほとんど知らない状態だったんですが。この会社は、新人であっても手取り足取り丁寧に教えるのではなく、物件を担当者に丸投げして「やってみて」というようなやり方でしたから大変でした。

社会人としても1年生でビジネスマナーについてもよく注意されました。僕のやっていた仕事は医事システムなんですが保険の知識、薬の知識など病院に関する知識も同時に必要とされるのでほんとうに苦労しましたね。それでも、仕事に対する達成感ややりがいを感じましたし、自信が着きました。

沼本:

その会社では社員一人ひとりの仕事に対する意識が高くて、皆さん、受身ではなく積極的に取り組んでいましたね。

聞き手:OECに帰ってきてどうでしたか。

堺本:

厳しさにはちょっと欠けるけど、OECの良い所は、人間関係が良く、職場の雰囲気が暖かいことですね。

聞き手:中島君の場合はどうでしたか。

写真:中島 大諭  
   

中島:

僕はIT系の学校に行ったので、会社を選ぶ時もIT系で考えました。でも、失敗したと思いました。沼本君と同じで、この業界は華やかなものだと思っていました。でも配属2日目には、現実を知ることになりました。(笑)
電卓とラインマーカーを持って、計算に追われていました。思ったより地味な業界なんだと知りました。

沼本:

雑誌の外資系、ベンチャー系の会社の雰囲気を見て勝手にイメージを作りあげてました。

中島:

僕の場合は、ASPに関心があったんですが、最初はアウトソーシングに配属されました。今は、ASPの仕事をしていますが。入社した頃は、グループウェアのWaWaOfficeが導入されたばかりだったんですが、それで毎日同期が退社する時間をチェックして、一番最後までがんばることが目標でした。同期に負けたくなかったですね。

沼本:

僕は、派遣に出ていたので、会社とのつながりや同期とコミュニケーションをとる手段がWaWaOfficeだけだったので、特によく見ていたかも知れません。

聞き手:モチベーションを上げるためにも同期の存在は大きかったという事ですね。

沼本:

同期会もよくしましたが、いかに自分が忙しいか自慢大会でしたね。(笑)早く帰ることなんかは重要じゃなかったですね。

聞き手:難波さんは、ゼロックスの営業職として配属されましたが、営業職を希望してたんですか。

写真:難波 佳代子  
   

難波:

いいえ。私は、一般職希望でした。会社説明会でも「配属は入社式で発表します」と採用担当の方が言われてましたし、私の年代は就職氷河期と言われた時代だったので、職種へのこだわりより就職する事が重要でした。私の場合、30社受けて2社しか合格しませんでした。

聞き手:なぜOECを選んだんですか。

難波:

もう一方の会社は、知り合いの方の紹介でしたが、OECは就職活動の中で自分で探して、自分で選んだ会社だったからです。

聞き手:OECに一生を捧げようと思ったでしょう。(笑)

難波:

職種は、希望とは違ってましたが「3年は辞めない」と決めていました。でも、私はしゃべるのは得意じゃないので、「私が営業でいいのかな」とか、「ゼロックスって何だろうか」、など不安もあったんです。ちょうど私が入社した時に育児休業から職場復帰された先輩がおられたんです。その方に色々教えていただきました。私にとっては、タイミングが良かったと思います。

聞き手:先輩の存在が大きかったですね。思いもかけず営業職に配属されて仕事をする中で、「このまま続けていけるんだろうか」と壁にぶつかるようなことはなかったですか。

難波:

そういうことはありませんでした。少しずつでしたが、自分で出来ることが増えてくることがうれしかったですね。最初は、先輩に同行して横で商談するのを聞いているだけで、一言もしゃべれませんでしたが、そのうちに一人で商談や納品まで出来るようになっていきました。

聞き手:難波さんも言われたことだけをやるというのではなく、先輩に相談したり、自分なりに工夫して前向きに仕事に取り組んだんですね。

難波:

そうですね。お客様とコミュニケーションをとるために、いくらか言葉を用意して話す努力をしているうちにお客様の方から色々聞いてきて下さったり、頼りにして下さるようになりました。でも、失敗してお客様にお叱りを受けることもありました。

聞き手:そんな事があると落ち込みますよね。

難波:

確かにその時は落ち込みますが、悪かったのは自分なので素直に反省して、その後も何度もお客様を訪ねることで逆に私を信頼して下さるようになったと感じました。

聞き手:失敗から学ぶこと事で成長できますよね。では、次に、県外の事業所に配属された若手代表として東京で勤務している武政君にききます。

写真:武政 慎吾  
   

武政:

僕は、東京への配属を入社式の当日聞きました。 (※注2) もう一人、東京配属の人がいたんですが、彼は入社前にそのことを聞かされていました。学生時代にアパート暮らしだったのでその解約などの関係で先に連絡を会社から受けたようなのですが、僕は実家から通っていたので教えてもらえなかったらしいです。

聞き手:東京へ配属されてみてどうでしたか。

武政:

この業界で仕事をするのが強い希望でしたし、IT業界では東京の方が情報量やチャンスが多いよというアドバイスをしてくださる方もいたので、よしやってみようと思いました。

でも、他の人と同じで、自分が持っていた華やかなイメージとは違い、最初は電話番から始まりました。僕は、東京歯科営業・サポートチームに配属されたのですが、最初は電話に出ても歯科に関する知識、システムに関する知識どちらもないので本当に苦労しました。帳票合わせもしました。イメージしていた仕事とのギャップが大きかったのと、技術的にも色々吸収できるんだろうなと思っていたのに入社してすぐはそれも無かったので、1、2ヶ月でもう辞めようと思ったこともありました。

聞き手:SEの皆さんに共通する入社した後の第一関門ですね。武政君はどうやって乗り越えたんですか。

武政:

社内、社外含めて色んな人に相談しました。3年くらいはやったほうがいいと言われたり、東京まで来てこんな仕事とと思う反面、せっかく東京に来たんだからと思い直しました。それに、がんばって就活して入った会社だったので続けることにしました。会社の中の仕事って選んで出来るものではないですし、技術的なものだけでなく僕の場合であれば歯科の知識も重要だったので、電話対応も大切な成長の場だったんですね。

聞き手:大学病院の仕事はいつごろから携わるようになったんですか。

武政:

1年目の終わりごろからです。最初は、大きなリプレース作業で力作業の要員として行ったんですが、東京にはこんな規模の大きい仕事もあるんだなと興味が湧いてきました。その後、大学病院のプロジェクトに参加する機会も与えられました。社内で電話対応の仕事に物足りなさを感じてきた頃でした。

聞き手:ちょうどタイミングも良かったと思いますが、武政君のその仕事へ携わりたい気持ちが、上司にも伝わったんですね。その後は、自分が描いていた仕事に近づいてきたんですか。

武政:

それからは、仕事も面白くなってきました。でも、仕事には華やかな部分だけではなくて、それに隠れた部分がたくさんあって、全てが仕事なんだという事も学びました。

聞き手:入社してすぐにはそういう事が理解できませんよね。後になってそれが基礎になることがわかるんですが。

武政:

電話対応をすることでお客様の名前がわかるし、専門用語を覚えたり、専門知識を身につけることもできました。それから、お客様から質問をされた時、自分がわからなければ答えられないから勉強しますので、そのシステムの把握のためにも、仕事をしていくための基礎づくりになりました。

聞き手:専門知識は、自分で勉強するんですか。

武政:

自分でも勉強しますが、先輩に聞いたりします。

沼本:

公共の仕事でも同じですが、お客様が一番の先生ですね。

聞き手:皆さんの入社した頃の話を聞かせてもらいましたが、皆さんがイメージしていた仕事と現実の仕事とのギャップを乗り越えて日々前進しているようですが、仕事をしていく上で大切だと思う事は何ですか。

武政:

お客様はもちろん、同期や先輩とのつながり、コミュニケーションを大事にする事で知識や技術は自然に身について来るんじゃないでしょうか。

写真:座談会風景  
   

堺本:

僕は謙虚さだと思います。SEの持っている専門知識がお客様と同じくらいのレベルで、システム的なレベルではそのSEが上回っているので、お客様に対して上から物を言うようになってしまい、お客様との関係が悪くなったことがありました。ですから、いい関係を築いて、お客様の信頼を得るためには謙虚さはとても大切だと思います。

難波:

基本的なことをきちんとやっていかないと結局ミスにつながると思います。お客様が必要なものを提供するのが仕事なのに、勝手な思い込みをする事があります。これは危険です。

聞き手:仕事をしていてうれしかった事、感動した体験はありますか。

武政:

やはり、感謝されたときですね。仕事はこれに尽きます。それから、一つの仕事が出来て、自分の成長を実感できた時もうれしいですね。

沼本:

僕は、ほんとに大きい失敗をしたことがあります。この時は、1週間で10時間ほどしか寝ませんでした。お客様に大変な迷惑をおかけしてしまったんです。電話が鳴るだけでドキドキして、この時は本気で会社へ行きたくないと思いました。でも、このミスのために課長、部長、執行役員がお客様のところにお詫びに行ってくれました。もちろん叱られましたが、執行役員の所へお詫びとお礼に行った時、笑顔で「次はがんばって」と言われたときには、OECはすごいと思いました。周りの先輩たちや上司がサポートしてくれたことに感動しました。

聞き手:そのミスは何が原因だったんですか。

沼本:

さっき難波さんも言ってましたが、お客様の要望を完全に履き違えていたんです。これでいいだろうという思い込みです。

聞き手:ちょっとした確認ミスが、大きなミスにつながったんですね。きちんと話をする事が大事なんですね。

沼本:

そうですね。やはり、コミュニケーションは大切です。それからは、お客様に嫌がられても、気になれば聞くようにしています。結果的には、今、迷惑がられても、後で迷惑がかからない方いいですからね。

聞き手:話は変わりますが、武政君は東京へ配属されることを聞いたときちょっとびっくりしたようでしたが、東京、大阪に配属されることを心配する学生さんもいるのですが何かアドバイスがありませんか。

武政:

僕の場合、特に懲りはなかったんですが、東京や大阪に行ってみるのもいいかなと思います。困ったのは、土地勘がなかったことと、知り合いがいなかったことくらいです。休日に遊ぶ所はたくさんありますよ。

聞き手:難波さんに聞きたいのですが、営業職の希望者が少ないのですが、難波さんは営業職についてどう感じていますか。

難波:

私もそうでしたが、営業=物を売るというイメージがあります。それが、押し売りのような気がして罪悪感を感じる人もいるようです。私は最初話が出来ませんでしたが、慣れてくるとお客様と話すことで、たくさん教えていただくこともあるんです。

堺本:

最初の一歩が難しいですよね。

聞き手:最近はSEの職種はきつくて、休みが少ないなどの理由で人気が落ちてきてるんですが、皆さんはそういうのを聞いてどう思いますか。

堺本:

楽な方を選べば楽だけど、仕事の達成感とか自分の成長とか感じることはできないと思います。若い時じゃないとそういう気持ちも湧きにくくなると思うんです。営業でも同じだと思います。確かに難しい部分もあると思います。でも、お客様がこういうものが欲しいと言われれば、それを基に交渉を進めていくというプロセスが楽しいと営業職の先輩が言ってました。一度、コミュニケーションが取れるようになると楽しくなってくるんでしょうね。

聞き手:さて、ここまでは現状を話していただいたんですが、これから、5年先、10年先、どのような目標を持っていますか。

難波:

私は、女性の視点から見て、OECグループは結婚しても子供を持っても働きやすい制度が整っていると思います。ですから、私もこの制度を利用して長く働きたいと思います。

聞き手:そうですね。今年から2年間に渡って、OECは家庭と仕事の両立を考えるという事で「職場風土改革推進事業」に取組む事業所として申請し指定を受けました。現在、活動を開始したところです。女性だけでなく、男性も家庭と仕事を両立、子育てへの参加をしやすい環境作りを目指しています。

堺本:

医療・福祉は、現在3つのチームに分かれているんですが、今後、医療を取り巻く環境も変化してくる事は確実なので、その変化に対応できるようにしていかないといけません。

武政:

今、携わっているプロジェクトで作っている電子カルテの全国シェアをNO.1にしたいですね。そのためには販路を拡大できたらいいですね。

写真:座談会風景  
   

沼本:

市町村の合併でお客様が減ってきているので、業務の全国的な展開をしていかないといけないと思います。できれば、自社パッケージを作ってみたいです。ただ、莫大な経費がかかるので難しいとは思いますが。

中島:

ずっとバリバリと「ものづくり」をして行きたいですね。常に新しいものをつくっていたいです。会社としても、もっとASPの事業に先行投資をしてもらったり、人材の育成、営業の強化をしていったらいいと思います。

聞き手:会社説明会の席で学生さんに良く聞かれるんですが、OECグループが他社と比べて優れている部分って何でしょうか。

沼本:

お客様からお聞きするのは、人間味がある、という事です。

聞き手:それに加えてOECグループが開発した図書館システムの「探調TOOL」や、WaWaOfficeなどもぜひ自慢したいですね。それでは最後になりますが、みなさんから学生さんへ、社会人の先輩としてメッセージをお願いします。

沼本:

自己評価を高くしないで、仕事は謙虚な気持ちで取り組むべきだと思います。

堺本:

学生時代は横の価値観しか見ていないけれど、社会人になったら縦の価値観を学んで欲しいと思います。年長の人とも話して、アドバイスなど素直に受け止めて吸収していくことで自分も成長できると思います。

中島:

僕はちょっと違っていて、仕事は会社に入るというより、職業に就くという感覚です。自ら向上心をもって技術を身につけることです。そうする事で、会社にも貢献できると思います。

難波:

私は自信がないほうだったので、社会人になって仕事をしていくうちに自信がついてきたような気がします。怖がらずにやってみること、チャレンジあるのみですね。

武政:

学校で技術的な勉強をしてきた場合、すぐにでもその知識や技術が仕事に生かせると思いがちです。もちろんプログラムを作ることは出来るとは思いますが、基本的なビジネスマナー、担当する業界、僕の場合歯科ですが、それについての専門知識を知らなければ、せっかくの知識や技術を実際の仕事には生かせないし、お客様に満足していただけるシステムも出来ないことを実感しています。それから、外に出ると新入社員であろうと、5年、10年の経験があろうとプロとして扱われます。その意識を持っておくことも大切だと思います。

聞き手:皆さんに共通していることは、人の話に耳を傾ける謙虚さが必要であると同時に自発的に取組んでいくという気持ちを持つ、ということですね。それでは、終わります。ありがとうございました。


※注1  NEC情報サービス事業グループの略。NECのコンピュータを使ってサービスを提供している全国の地方企業約40社が、お互いに情報交換したり協業しています。

※注2  今はそんなことはありません。生活環境の急激な変化や家探しや引越し作業のことも配慮して、東京や大阪に配属する場合には事前にお知らせするようにしています。

 

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